義輝の弟。兄が居る間は、慣例により仏門に入り、一乗院門跡で覚慶と名乗っていた。
兄・義輝が非業の死を遂げたあと、担ぎ上げられ、名目上の将軍となる。
……が、策謀好きな性格であったため、三好衆の軛より離れ、越前に逃亡。そこで再起を図ろうとするも、越前・朝倉氏が頼りにならず、流れ流れて織田信長の世話になることに。そこからとんとん拍子で将軍の座に復帰するが、またぞろ悪戯小僧の血が騒ぎ出して、結局、信長に追放されてしまうことに。
西国の雄・毛利氏にお世話になっていたが、豊臣秀吉の天下統一後は、山城国に戻ってきたとのこと。良かったね。
ちなみに義秋というのは、義昭と改名する前の名前(ややこしい)。
姉・一葉や家臣・細川幽(後述)に守られ、二条館の奥で大事に育てられてきた、正真正銘の箱入り娘。二条館から離れ、遠くに出掛けることも殆どなかったため、外の世界に憧れを抱く。一葉と知り合った剣丞を紹介され、初めて見る男性に淡い恋心を抱く。チョロい!
やがて剣丞の側室となったときも、疑うこともなく剣丞に尽くし、身も心も捧げている。
……しかしながら、天然というか生まれついてのお嬢様で、女の子の可愛さが凝縮(男目線)された女の子で、一葉には「対主様籠絡最終兵器」と言われている。
天然あざとカワイイ一途系女の子。