竹中半兵衛と並び称される、稀代の軍師・黒田官兵衛。小寺というのは、主より賜った姓で、この時代、主と同じ姓を名乗ることを許されるというのは大変名誉なことであった。
近江源氏・佐々木氏の出……と言われているがはてさてどこまでが本当の事やら。
祖父の代で播磨国に移住し、御着城の小寺氏に仕えた。織田信長による播州仕置きの際、家中を調整して織田家に与するものの、情勢の変化により仲間に裏切られ、とあるお城の地下牢に一年間も幽閉され、皮膚病を患った上に片足が動かなくなるなど、酷い仕打ちを受ける。
助け出されたあとは羽柴秀吉(木下藤吉郎)の家臣となり、天下取りに寄与する。
半兵衛と並び、羽柴の両兵衛と呼ばれた。
あ、とあるところでは”兵衛’z”と呼ばれていて、ジーンズの短パンをはいて、歌って踊れるアイドルになっていたりもする。
二条館での攻防の後、姫路衆と共に剣丞隊の幕下に加わる。
詩乃を慕い、一緒に働くことをこの上なく喜んでいる、とても心根の良い子。
初めは剣丞の周りに居る女性陣たちに押されていたが、徐々に剣丞への思慕を募らせ、良き女房役を務めるようになる。
結構むっつりスケベで、ちょっとした言葉(後ろ、とか入れる、とか)を聞いた瞬間、エロ妄想に耽る癖がある。
あと、案外はわわ系。
常に周囲の仲間のことを気遣う、優しい女の子である。
なお、奉教人なので十字架などの意匠を入れ込んでいるが、肩周りはきっと謎の力で浮いているに違いないともっぱらの噂である。